今の日本は、完全なる老人優遇社会だ。
こんな風に言うと、
「お年寄りに優しい国なんていい事じゃん!」
「やっぱり日本は誇らしい!」
なんて平和ボケした声が聞こえてきそうだが、
俺が述べたいのは、勿論そんな事じゃあない。
日本は今、少子高齢化が恐ろしい速度で
進んでいわけだが、この本当の恐怖を
今の若者がどれ程わかっているのか、疑問だ。
若者と老人の世代間格差は、今後も開く一方で、
もはや「受益」と「負担」の差は埋まる事はないだろう。
最新のある大学教授の試算では、
概算でも現状1億2000万円以上の格差まで
広がっているという結果も出ている。
20代〜30代の若者は、年金は払い損だし、
公共インフラや医療の受益も特別受けれる
ようなものは皆無。
子供や既婚者には多少手当等が支給されても、
この年齢層には何もない。
不安を煽るだけ煽った上でのこんな扱いで、
やれ結婚しろだの子供を産めだの、
本気で言ってるのだから、
若者が結婚などしないのも当然過ぎる。
今の日本は、いうなれば
『シルバー民主主義』。
選挙に行かない若者に責任を押し付けてはいるが
実際は仮に全ての若者が投票したところで、
老人票に勝てないことは明白で、
それぐらいは若者だって理解している。
何もかも諦めてしまっているのが今の若者だ。
これだけ不遇な扱いを受けているのだから、
無理もない。
少子高齢化を解消するのは、
今すぐ抜本的に改革をするしかないわけだか、
実質上はもはや手遅れ。
それも未だに受益対象である
老人の負担は増えていないし、
ただただ今の若者に負担を強いて先送りするばかり。
唯一効果的と思われる外国人の移民受け入れも、
移民文化が根付かない日本では相当厳しい。
このまま行けば、
日本の財政破綻も夢物語ではなく、
現実味を帯びてくる。
俺はもはや、今の日本社会、
いや世界的にも旧来の民主主義のシステムに
限界を感じる。
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一旦全てぶっ壊して、
年金も健康保険も生活保護も
ゼロベースで考えるしかないと思う。
はっきり言って、
俺はベーシックインカムを推奨している。
近頃、オランダ辺りで、
地域限定のテスト的な導入ではあるが、
試験的な運用も開始されたベーシックインカム。
新しい社会の選択肢として、
明るみに出てもいいはずなのだが、
いかんせん日本のマスコミには全く登場すらしない。
勿論、予算だとか社会への影響度は
計り知れないわけだが、そんなのは何でも
やってみなけりゃわからん。
頭でっかちな学者や評論家が
いくらシュミレートしてみても、
所詮は机上の空論。
試験的にでもやってみるという
選択肢すら示されないのが問題であり、
そうであるからこそ今の若者の希望にだって
なれないワケで。
ベーシックインカムについては、
語り出すと長くなるのでまた別の機会に。
いずれにしても、俺も含めた若者世代が
過剰に搾取され続ける日本社会。
愚痴ではなく、主張として記事にしてみた。