FXを始めて8年の月日が経過した。
プロトレーダーとして、
酸いも甘いも経験し、
自分なりの工夫や改善を繰り返しながら、
試行錯誤を重ねてきた。
そんな俺が最近思うこと。
それは、、、
やっぱ、未来は予知出来んわ!
ってこと。
チャートの右端より先を、
必死で予想しようと躍起になったところで
ハッキリいって時間の無駄。
検証して見れば明らかなんだが、
所詮テクニカル分析を根拠にしたところで、
統計的に有効な母数を集計すると、
ピンポイントで当てるどころか、
50%以上で当てることもままならない。
たどり着いた結論は、
結局上に行くか下に行くかは
2分の1で読めるものではないということ。
ぶっちゃけ、
サイコロやルーレットで
エントリーしてもさほど変わらんよなと。
それなら明確なルールの下で検証し、
統計的にエッジが出ているところで
目をつぶってでもエントリーして、
ロット操作(増し玉)や
出口戦略(利確&ロスカット)
で利益を得られるように工夫する。
だれもが陥りがちな
プロスペクト理論にハマらないように、
細心の注意を払いながら、規律を守り続ける。
データを取得し分析し、
期待値がプラスの偏りをみつけ、
そこをひたすら狙い続ける。
恐らく、勝っているトレーダーというのは、
小手先のテクニカル分析などに惑わされることなく、
こういった「統計」や「期待値」といった
「相場の原理原則」に則って、トレードをしている。
しかし、残念ながら世の中には、
こういった原則論に則った手法を解説した
教材等がほぼ存在しないのが現状だ。
確かに「テクニカル手法」を教えるよな
教材の方が、販売者の立場からすれば売りやすい。
わずかに裁量の余地を残しておいたり、
少しでもあいまいな表現さえ入れておけば、
いくらでもクレームからは逃れられる。
だが、こういった商材を
いくら買ってみたところで、
トレードスキルの向上は決して望めない。
何度も述べているが、
FXで本気で勝とうと思えば、
泥臭い下積みと血反吐を吐き続ける覚悟が必要だ。
はっきりいって、
こればかりは経験からしか学べない。
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でもこれって、
何もトレードだけに限った話じゃあない。
一流のスキルを身につけようとすれば、
自ずとそれなりの努力と苦労は伴うもの。
日本一の寿司を握ろうと思えば、
十年も二十年も下積みで修行しなきゃだし、
音楽だけで食っていこうと思ったら、
それこそ何年も金にならない夢を糧に
挑戦し続けなきゃならない。
どんな業種も「楽して簡単」なんてありえない。
そう考えれば、すぐに勝てないのは当たり前。
むしろ、一生もののスキルを
数年で身につけられりゃあ儲けもの
ぐらいじゃなきゃあ続きやしない。
勝ちたいのはわかる。
焦るのもわかる。
俺もその道を通ったから。
でも、だからこそ伝えたい。
短絡的なショートカットは、
結局は大きく迂回することになることを。
実際に経験を通して学ぶことが多い
FXではあるが、机上で学べることもある。
コツコツ努力を積み上げる!
そんな覚悟を持ったあなたに向けて、
これからも記事を書いていく。
ありふれた表面的なハウツーは、
どうか他で探してみて欲しい。
もっと本質的な役立つ記事を書いていこう
と心に決めた雨の昼時。
今後は、よりFXに特化した記事を増やしていく。