検証をしろ!
取引記録を残せ!
相場の世界にいると、
耳にタコが出来るほど言われる事だ。
だが、「しつけぇなー」とか「わかってる」
って思ってる奴ほど、その本当の意味に
気づいていなかったりする。
なぜ、そんな毎日クソ面倒くさいことを
やらなきゃならんのか?
そう心の奥底で思っているうちは、
まだまだ洗練されたトレーダーへの道のりは遠い。
検証結果や取引記録を残すということは、
まさに過去の自分を数値化して残すということ。
後から振り返った際に、
どんな時に損して、
どんな時に儲けられてるのか。
そういった改善点を見つけるためには、
根拠となる明確なデータが必要だ。
「ルールより早く利食いすると
勝率は上がってもトータルではプラスにならん」
とか、
「ポジポジ病でエントリーした時は、
速攻ノイズで刈り取られ、これが
トータルの利益に致命的ダメージを与えてんだな」
とか
客観視することで、具体的な問題点が見えてくる。
もしこういった記録や履歴というものがなければ、
曖昧な視点でしかトレードを見直せないので、
いつまでたっても全く成長しない。
人間なんていい加減なもの。
都合のいいように記憶を補正したり、
コロコロとルールを歪めて、
自己正当化するに決まってる。
もちろん単純に、数値化することで、
その取引ルール自体に一定の優位性が
あるかどうかもわかってくる。
明確な数値のデータがあれば、
勝率、損益比率、最大ドローダウン…
といった様々な指標が導き出せる。
はっきり言って、取引記録にこそ
勝つ為の全てが詰まっているといっても
過言ではない。
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勝ち組やプロトレーダーで、
取引記録をつけてない奴は存在しない。
それほど大切で重要な情報が詰まっているのに、
大抵の人が頭で理解するだけで行動まで
落とし込まず、「儲かる手法」に手を出す。
聖杯は存在しないが、
仮に存在したとしても、
ネット上や商材の中にない事だけは確かだ。
絶世の美女をナンパするのに、
六本木や表参道の街中で声をかける奴はいても、
群馬の山中で探し回るバカはいないだろう……。
なのに、これをやるのが情報ジャンキー。
無駄な労力を使って気力が萎えて
トレードをやめてしまうよりは、
まだ何もしないほうがマシだ。
何はともあれ、
まずは取引記録をつけること!
今日から早速取り組もう。