人生しかり、相場しかり、
どんなに御託を並べても、
やはり多くに人にとって、
最も興味があるのは「手法」の部分。
すなわち、「やり方」であろう。
「良いノウハウやハウツーが知りたい!」
「寸分違わず真似すれば、必ず再現できるものが欲しい!」
「出来ることなら時間をかけずに楽して簡単に稼ぎたい!」
「やり方さえわかれば成功できるのに…」
これは、人間の根源的な本能からくる
「欲求」なので、誰でも一度はその誘惑に
駆られたことがあると思う。
もちろん、俺も例外ではない。
以前はネット上に溢れている
「ウマイ儲け話を鵜呑み」にして、
たくさんの「お金」と「時間」をムダにしたこともある。
儲けるつもりで始めた「投資」が、
いつのまにやら「浪費」に変わり、
随分と遠回りしたものだ。
一生懸命頑張っているのに、
努力の方向性を間違ってしまって、
何度も何度も夢や希望を打ち砕かれ、
貯金を吸い取られながら悪戦苦闘するのは、
本当につらいもの。
それは、身をもってそうした苦悩を体感し、
くぐりぬけてきた俺自身の経験から、
誰よりもよく理解しているつもりだ。
FXを始めて早10年。
法人としての独立も果たし、
相場の酸いも甘いも経験し、
ようやく安定して稼げるようになった俺が、
最終的に達した境地。
それは、「手法」「やり方」だけでは、
決して稼ぎ続けられないという現実であり、
結論である。
もちろん、稼ぐための「ルール」や「手法」
というのは確かに必要だ。
だが、必要ではあるが、
それだけで稼げるわけではないのである。
「やり方」の部分というのは、
必要条件ではあるが、十分条件ではない。
相場の世界で稼ぎ続けるためには、
3つの要素。
メンタル、手法、資金管理。
この3つがバランスよく揃うことで、
初めて安定的に収益化が可能となる。
そして後の学びから気づいたのは、
それは何も相場に限った話ではなく、
人生そのものにも当てはまるという事実である。
俺にとって「ノウハウ」というのは、
いわば「ジグソーパズル」のピースのようなもの。
必要なピースが揃わなければ、
永遠に収益化は叶わないが、、、
もちろんそれだけでも駄目。
世の中の真理というのは、
本当に上手く出来ていて、
さまざまな要素が揃う事で、
やっと物事が前に進む。
ピースをひたすら集め、
1つ1つを穴が開くほど分析し、
いくらその形を暗記して見ても、
角度を変え、試行錯誤し、
実際にはめ込むバランス感覚を身につけ、
努力を継続しなければ、永遠にパズルは完成しない。
大切なのは、
あまり考え込まずに「まずやってみる」こと。
パズルで言えば、1つのピースをまず実際に
手を動かしてあてはめてみること。
えっ!?当たり前だって??
そう、当たり前のことだ。
でも当たり前のことを当たり前にやる。
実はそれこそが難しい。
それを俺は相場から学んだ。
相場の世界では、
それが出来ないからこそ多くの人が挫折する。
上位5%の「勝ち組」以外は、
洩れなく退場する厳しい世界である。
そこには、常識なんて存在しない。
常識こそが、まさに敵。
「ルール通り損切りするだけでしょ?」
「ナンピンするなんてバカげてる!」
「サインが出ればそれに従うだけ」
そう言い放ち、
二度と相場の世界に返ってこない輩を、
これまで俺は、何度も何度も嫌というほど見てきた。
言うは易く行うは難し。
相場とは、まさにそういう世界。
頭でっかちになって、悟っていても、
知識と利益は必ずしも連動、比例するものではない。
それは、相場では「経験」が必要だから。
経験からしか「メンタル」が磨けないから。
培うことが不可能だから。
「強烈な損切り」「ありえない爆益」
「突然の乱高下」「証券会社のサーバー落ち」…
そうした不測の事態も含め、
実際に経験することで、
初めて机上や頭の中で考えてきた
理想と現実のギャップ、その乖離に気づけるのである。
それは、人生も全く同じだ。
知識を蓄えるインプットはそこそこにして、
取り合えず行動して見る。アウトプットして見る。
実際にやってみなければ、その「やり方」が正しいのか、
間違っているのかすらも永遠にわかりはしない。
結果に必要なのは行動だ。
だからまず踏み出すこと。
そしてその一歩目さえ、
勇気を持って踏み出せれば、
おのずと結果は後からついてくる。
それまでは到底考えられなかった、
ぶっとんだ成果も、手の届く範囲に見えてくる。
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プライドや常識に縛られ、
凝り固まった心のままでは、
いつまでたってもまったく前には進めない。
何かを始めるには、
動き出すまでが一番でエネルギーを消費する。
最初はビクともしない巨大な大岩も、
一旦動き出せば、徐々に転がりつつ少しづつ前進し始める。
動き出しさえすれば、
あとは徐々に行動にレバレッジ効果
(てこの作用)を活かせばいい。
そしてレバレッジをかける際は、
時間を忘れて没頭できるということが凄く大切。
片手間でしかできないこと、暇で暇でしょうがない
ときにしかやろうと思えないことでは、
大したレバレッジの効果を得られないし、
故にぶっ飛んだ成果にもつながらない。
自分が大好きなこと、心からやりたいこと、
それに絞って取り組むだけで、
成果は何倍も変わってくる。
安易に勘違いしがちなのは、
ぶっ飛んだ成果に必要なのは、
誰にも真似できないような大それたことを
やることだと錯覚してしまうこと。
人生において、存在しえない正解を求めて
さまよい続けるほど無駄なことはない。
「自分探し」という言葉で自身を正当化し、
人生の放浪の旅に出てしまっては本末転倒。
これだと、単に「永遠の探求者」で人生が終わってしまう。
出口のない袋小路に嵌まり込んで、
貴重な人生を浪費してしまうことだけは、
何としても避けたいところ。
必要なのはイノベーションよりも、凡事徹底。
本当に結果につながるのは、
誰にも真似できないことをやるのではなく、、、
誰にでも真似できるようなことを、
誰にも真似できないほどやることである。
だから、、、
- 時間を忘れて没頭できること。
- トイレを我慢してまで続けてしまうこと。
- どんなに時間がなくてもそれだけはやってしまうこと。
- 人からやめろといわれているのに、やらずにはいられないこと。
- 恥ずかしくてやめたいのに、やめられないこと。
- 気づいたら自然と何年も続いていること。
こういったことにこそ、無限の可能性が眠っている。
まずは自分の強み、魅力、
これを見つけて徹底的にひたすら磨いていく。
自分自身と向き合って、人生のベクトルを固定する。
一度方向性さえ定まれば、
あとは自分が情熱を傾けられる分野で、
胸を張って前進できる。
そういう居場所が見つかり、
常に自分が自分でいられる場所でなら、
本当に大切な仲間も見つかるし、
信頼できると思う人も必ず見つかる。
同じ夢に向かって、一歩先を進んでいる先輩や、
あなたが師と仰げるような素晴らしいメンターにも
出会えるチャンスがどんどん訪れるようになる。
そして、そうしたチャンスを掴みとることで、
尊敬できる人が見つかれば、
そこから更に成長が加速していく。
ひたすら真似るところから始め、
行動して見て、上手くいったこと、
上手くいかなかったこと、それぞれの経験から、
データを集める。
そして結果を蓄積し、データを検証&分析して
再びフィードバックし改善することで、
次に活かす。
PCDAのサイクルを活かし、
これでもかと繰り返すことで習慣化する。
結果が出る
↓
やる気がでる
↓
新しい行動を始める気になる
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変化が起きる
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面白い!
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結果が出る
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一度、こうした好スパイラルに入れば
もうしめたもの。
自然と人生は好転していく。
本当の意味で実力がつき、
誰かに寄りかからなくても生きていける。
他の誰かに依存しない”真の”自立!
これが実現できる。
誰にも媚びない自由な生活。
あなただけの「人生の逆転劇」。
そのゴールはすぐそこだ。