よく自己啓発セミナーなんかの
案内ページを見ると、お客さんの声として
こんなのが載っている。
「本当に目からウロコでした!」
「今日から違う自分に生まれ変われそうです!」
まぁ、セミナー内容の良し悪しや
サクラかどうかは置いとくとして…
こう言ったありふれた声に簡単に感化されている
ようでは、まだまだあなたの情報リテラシーは
かなり低いと言わざるを得ない。
言うまでもないことだが、
人間なんてそうそう簡単に変われるものではない。
潜在意識に刷り込まれた
知識や情報が少ない子供ならまだしも、
成人した大人やジジババとなると、
かなり変化は難しい。
人間には、本能的に『現状維持』をするよう
生理的な欲求が備わっている。
それに歩んできた人生の「経験」が加わる事で、
それがその人にとってのより強固な「常識」となる。
変わらない方が断然楽だし、
変化をしてまでリスクをとるには、
相当な覚悟とキッカケが必要だ。
冒頭のように
「変わりたい!」
と思っても、スグその場で変われるほど
人間は器用に出来てはいない。
本当の意味で成長を実感するには、
積み上げた成果が目に見えるかたちで
存在しなければならない。
一気に成長が出来ない以上、
小さな変化をかき集めて眺める事で、
初めて自分が進歩しているのを実感出来る。
向上心を持つのは別に悪い事ではない。
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成長を欲する要求も同時に持ち合わせているのが、
人間の面白いところ。
誰だって変化の恐怖もあれば、
成長したいという向上心もある。
要は、成長ペースを早めたいからといって、
むやみに詰め込んでも無意味なだけのこと。
少しづつ得た事を消化し、
確実にアウトプットして行けば、
徐々に成長は可能だ。
そういった事を理解した上で、
上手く自分自身の心のバランスを
とっていくことが何よりも大切。
以上、今日はメンタルチックな成長のお話。