「秘密」。
なんと甘美な響きだろう。
人に言えないもどかしさと、
限られた人だけと情報を共有出来る希少性が
見事にマッチし、「知りたい!」という欲求を
極限まで掻き立てられる。
綺麗なネーチャンに、
「今日のことはひ・み・つ♪」
…なーんて耳元でささやかれた日には、
妄想モード全開であろう。
この秘密という心理トリガーは、
「知りたい!」という人間の深い欲求に
ダイレクトにつながることが出来る。
誰にとっても明白で、
ありきたりな事実をそのまま伝えるだけでは、
相手の心をつかむことは難しい。
もしあなたが相手の心に響くメッセージを
届けたいならば、他の誰もが知らないことを知り、
そしてそれを秘密にしておかなければならない。
例えば、
普段からメッチャ羽振りのいいおっさんを見れば、
「このオッサンの秘密はなんだろう?」
「なにしてこんなに稼いでるんだ?」
っと、疑問に感じて知りたくなるし……
あるいは、60歳という年齢にもかかわらず、
ドモホルンリンクルのCMに出てきそうな
お肌のキレイな 女子 女性を見れば、
「このオバサンの秘密はなんだ?」
「どんな化粧品使ってんだろう?」
…って思ってしまうのが、人間の性。
人は無意識のうちに、
「そこには何か秘密があるはずだ」と、
恒常的に感じてしまう。
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なぜなら、その理由がわからないから。
わからないからこそ、
「知りたい!」という抑えられない程の
強烈な欲求に支配されて心を揺さぶられる。
世の中の多くのことについても同様のことが言える。
人は常に物事には何か理由があるはずだと信じたいのだ。
だからこそ、もしあなたがその秘密を知っていると
伝えることが出来れば、相手はあなたの話を聞かずには
いられなくなる。
この心理はどんなマーケティングにも活用できるし、
プレゼンやリアルな交渉の場でも有効だ。
ぜひ実際に使って見て、
人の心を掴む効果を実感してみて欲しい。