FXトレードを始めたばかりの時、
初心者が陥りがちな間違いに次のようなものがある。
ゼロから基礎を学び始め、
やっとこさ一通りの知識を無事習得。
入門編は完璧だ。
最初は全くわけがわからなかった
テクニカル指標や難解な用語も、
慣れてくれば徐々に使いこなせるようになってくる。
他人の手法や、専門書が気になってくるのも
まさにこの時期。
ネット上のブログや情報商材、
パンローリング等の分厚い専門書籍を参考に
取引してみるものの、一向に利益が安定しない。
「何が原因だろう…。」
「そうか!俺はまだまだテクニカルの知識が足りないから勝てないんだ!」
「もっと知らない指標を勉強して、
色んなテクニカルチャートを組み合わせれば、
もっといいところでエントリー出来るし、利食いだって完璧に出来るはず!!」
次から次へあれもこれもと、
チャートにテクニカルを詰め込んでいく。。。
もはやチャート上は、
ロウソク足さえ見えないほどに、
カラフルな色のテクニカル群で埋め尽くされている。
これとこれとこれが全て揃ったらエントリーして、
こいつが上向きになったらイグジット…
とにかく損失を避けて…
上手くピンポイントで絶対当ててやる!
ボリンジャーバンドにRSI、
平均足にMACD、ストキャス…
これだけの条件が揃えば負けるはずがない!
この条件で約半年間取引し、
ものの見事にマイナス500pipsを叩き出したのは
良き思い出。
そう、これは初心者の頃の俺の姿。
当時の俺は、
とにかく未来を予想しようと必死だった。
上がるのか?下がるのか?
プロのトレーダー達はそれを知っている
と思い込んでいた。
どんな相場でも通用する秘密の手法がどこかに
絶対あるはず!それさえ見つければ!
努力の方向性を誤り、
あるはずのない答えを探し求め、
ムダにさまよっていた。
未来を当てようとするのは、
インチキ超能力者やトンデモ預言者だけで、
ピンポイントで当てられる奴など
実際にはいやしないのに…
相場というのは本当に難解だ。
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学生時代から常に正解を求められ、
問題には明確な答えが存在すると
刷り込まれてきた俺らにとって、
この潜在意識を変えるという事は容易ではない。
試験であれば答えは一つだが、
トレードでは複数であったり、
そもそも答えがない場合さえある。
トレードには常にこういった
大衆心理とは真逆の考え方が求められる。
IQや学歴がいかに高い医者だろうが、
弁護士だろうが、勝てない理由はここにある。
だが、安心して欲しい。
トレードに100%の予測は必要ない。
少しでも可能性が高い方に賭けることさえ出来れば、それで勝てる。
そのためには統計学的検証が必要。
そして検証して優位性さえ確認できれば、
その手法で十分戦える。
トレードの本質は手法それ自体ではない。
本当の答えは別のところに存在する。
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解除はいつでも出来るようにしているので。
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この機会に掴んで欲しい。