何かを始める時、人は「もう既に遅い」とか
「手遅れだ」という理由で、取り組むのを諦める
場合が多い。
よく自己啓発の本では、
『取り組むのに「遅すぎる」と言うことはない』
と強調されている。
「今からでも遅くはない」
これは果たして本当なのだろうか?
エピソードとしてよく知られているのは、
62歳にしてケンタッキーフライドチキンで起業し、
成功者の仲間入りをしたカーネルサンダース。
これまでの人生で何をやっても報われなかった彼が、
晩年で成功を掴んだのは有名な話。
何歳になってからでも夢は叶えられる。
これは真実だ。
だが、これをそのまま間に受けてはいけない。
なぜなら、この成功例は極々まれなケース。
その陰には、夢半ばで倒れていった、数多の敗者達が
居たことを忘れてはならない。
カーネルサンダースが
後世に名を残せたのは他でもなく、
結果を残したから。
結果を残すためにはチャンスを掴む必要がある。
しかし、そのチャンスを掴むための機会というのは、
時が経てば経つほど出会う可能性が減っていく。
人には寿命がある。
いつまでも生きてはいられないのだから、
自ずとタイムリミットが存在する。
もし人生に期待値という概念があるとすれば、
若ければ若いほどその値は高いことになる。
実力は同じでも、20歳の人と40歳の人とでは、
社会的な見方が大きく変わる。
熱意や能力は同じでも、体力面や待遇面を考慮し、
優遇されるのは若者なのは周知の事実。
若ければ若いほど人生の期待値は高い。
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若い時には少し無理をしてでも、
リスクを背負ってチャレンジする価値がある。
諦めずにやり続ければ
必ず成就する可能性がある一方で、
達成するための難易度は確実に歳と共に上がっていく。
人生の勝ち組になるためには、
出来るだけ早く実力を身につけて、
チャンスを与えられる機会を増やすことが必要だ。
「あの時しっかり働いておけばよかった…」
晩年にそう後悔しないように、
今スグ自分に厳しく問いかけて欲しい。
「今やるべき事は何か?」…と。