トレードを長年していると、他の人と比較して
「一体自分はどれほどの実力があるのだろう?」
と、ふと疑問に思う時がある。
FXで勝ててはいるので、一般的に言われる、
上位5%以内には入っている自負はあるが、
それ以上の事はあまり深く考えたことがなかった。
入門者にベテラン、
初心者からプロトレーダーまで、
実にバラエティーに富んだ参加者たちが
しのぎを削る相場の世界。
そんな中、相対的にはどの辺の立ち位置で、
どの程度まで成長できているのか?と。
これは別に月に何pipsとれるとか、
そういった話ではない。
トレーダーとしての成長段階の話だ。
俺が思うに、
トレーダーには成長する過程で、
5つのレベルが存在する。
1.入門者レベル
完全なる超初心者。
FXのルールをようやく覚えたが、、、
「損切り?」「メンタル??」
「何それ、美味しいの???」
…そんなレベルの方々。
素っ裸で銃弾飛び交う戦地へ
突っ込んでいくので、果敢というより無謀。
なぜ無事でいられると思ったのか
理由を問いたくなる。
残念なことに、ここで多くの参加者が、
退場という名の洗礼を受けることになる。
2.初心者レベル
「丸腰じゃダメだ!」 なんとかしないと……
頼りになる武器や防具を見つけるために、
せっせと相場の勉強とやり方の練習に明け暮れる。
「知識がつけさえすれば、相場で勝てる!」
攻撃力や防具力の高い装備を求めて、
ボリンジャーバンドにRSI、MACDに平均足…
とにかく何でもテクニカルを勉強する。
子供の頃から刷り込まれた
「勉強しまくれば、テストで高得点がとれる」
そういった常識を盲信してしまい、
それがそのまま相場にも当てはまると考えるので、
勝てはしないが、向上心があって、
最もモチベーションが高いのもこの時期。
3.一般レベル
「とにかく勝てる『手法』が欲しい!」
テクニカルを勉強しても勝てるようにならないし、
優良といわれる商材をかたっぱしから試してみる。
勝っているとうたわれる検証ブログを
毎日読み漁る…だが、勝てない。
どんな相場でも機能する聖杯的手法を求め、
永遠の終わりなき旅に出る人が後を絶たないのがこの時期。
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4.プロレベル
問題は「手法」それ自体にあるのではなく、
小さい頃から刷り込まれてきた「常識」や
「思い込み」といった潜在意識にあること
にいよいよ気づき始める。
トレーダー的思考を身につけるために、
統計学的な観点から、取引を確率論でとらえ、
正しい行動をコツコツ繰り返すことで潜在意識を改善していく。
取引を繰り返すにつれ、
段々とロスカットに苦痛を感じず、
利益が乗っても以前ほど喜ばなくなり、
淡々と取引するようになる。
感情の起伏が少なく、
トレードが常に安定して出来るレベル。
5.仙人レベル
なぜ、ココだけ「仙人」
なのかわからないが(笑)、、、
とにかく悟りの境地。
売買ルールに従ってトレードするよりも、
洗練され尽くした「感覚」を優先した方が、
利益が出る状態。
生粋の天才トレーダーか、
投資暦数十年のホンモノの職人トレーダー
のみが到達出来る絶対領域。
頭で考えなくても、
指先が勝手に反応する究極のレベル。
…じゃあ、自分はいまどの辺のレベル?
って事になるが、、、
トレード歴8年目にして、
ようやくプロレベルに到達できた感じ。
まだまだ修行中の身。
仙人レベルへの道はなかなか険しい(笑)
まだまだFXを初めたばかりの
右も左も分からないような方も、
今の自分の立ち位置を確認し、
ぜひ次のレベルを目指すための指標として、
今回の記事を役立ててもらえれば嬉しい。