「明日から本気出す」
2ちゃんねるでも使い古された定番の文節。
明日やろう、明日からで大丈夫。
人間の弱い部分を如実に表している。
「いつか、いつか必ずやる!」
この「いつか」が永遠に訪れないのも、最早定番。
最近は、『◯月から本気出すカレンダー』
なる物まで登場している模様。
見たことがない人は、
ぜひ暇なときにでもググってみて欲しい。
うーん、、、実に秀逸。笑
ネタとしては大好物なのだが、
人間的にはオワってしまうので、
当分実践には移せそうにない。
まあ、ここまで本気で先延ばし出来るなら、
それはそれで一種の才能すら感じるし、
哲学的ですらあるわけだが。
リスペクトは……できない。(笑)
2013年公開の映画
『俺はまだ本気出してないだけ』で、
父親に「お前、本気になったんじゃなかったのか?」
と皮肉られたゴロ寝した
堤真一扮する40代の主人公が、
気の無い返事で「今は本気の合間だよ、合間」
といっていたシーンを思い出す。
「本気の合間」
とっさに出た言葉としては名言中の迷言だが(笑)、
本人自身もそれが単なるいい訳であることは十分理解していたはず。
このままなんとなく暮らし、何となく生きても
結局どこにもたどり着けないという事実に。
世の中は常に変わり続ける。
時代が変われば、人も変わる。
変化を嫌い、自分の人生の歩みを止めるということは
停滞するばかりでなく、実際は後退していくことに繋がる。
後回しにしたやる気というのは、
経過した時間と共に急速にしぼんでいく。
「明日から頑張ろう」という先延ばしの発想からは、
なにも生まれてこない。
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何よりも生産性が全くないのが問題だ。
天性の才能や能力を持たない俺を含めた凡人は、
『明日』ではなく『今』を生きなければ成長は無い。
毎日『今日』に全力を注ぎ、すぐに出来る些細で
小さなことをコツコツと積み上げること。
当たり前のことだか、なかなか出来ていないこと。
日々のほほんとしているとつい忘れがちになる、
そんなちょっとしたことを大切にしていく。
その心がけが、
結果的に大きな成長へと繋がるのだから。
『今日だけ頑張れる人が、永遠に頑張れる』
胸に刻み込みたい。