以前、こちらの記事で、
IRカジノ法案について、俺の持論を述べたわけだが、、、
先日、遂にこの法案が、参院本会議で正式に可決、成立した。
結果…ギャンブル依存症などを考慮し、
盛り込まれた主な対策は、以下の通りに↓↓↓
・マイナンバーカードによる本人確認
・入場料1回6000円(日本人対象)
・入場回数は7日間で3回、28日間で10回まで(日本人対象)
・20歳未満や暴力団員の入場を禁じる
・本人や家族からの申告に基づく利用制限措置
これでとうとう、
日本にも正式にカジノがつくられることとなったわけだが…。
正直言って・・・
マジ、がっかり。
ギャンブル依存症対策の視点からしても、
プロのギャンブラー目線から見ても、
どちら側に立ってみても、今回の法案は、
非常に中途半端で、最悪の落としどころと言わざるを得ない。
まず、、、
・入場料1回6000円(日本人対象)
・入場回数は7日間で3回、28日間で10回まで(日本人対象)
この2点は、大失策だ。
ギャンブラーという人種は、
入場料を取られようが、回数を規制されようが、
そんなもので依存度が軽減されることはない。
高額な入場料を設定されれば、
その分を当然1日で、一気に取り戻そうと躍起になるし、
入場回数が限られるとなれば、
その分だけ一気に投資額を増やし、大金をつぎ込んで、
イチかバチかの大博打を打って破産するのは目に見えている。
一方、プロからしても、
入場料が1回6000円となると、
それだけで大きく期待値が目減りする。
1ヶ月フルに通うとして…
6000円(入場料)X 10日(入場限度回数)+ 交通費(経費)
-60,000円を超える手数料(負債)を
負った状態からのスタートとなる。
どんなに凄腕のプロをもってしても、
期待値稼働を行い、収支が安定&収束
するまでには、それなりの時間を要すわけで、、、
1日中、不眠不休でプレイし続けたとしても、
与えられた猶予は、240時間が限度(24H X 10日)。
時給換算すると、到底割に合わない。
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ゲーム自体を純粋に楽しむだけなら、
もちろん構わないが、それならその辺のゲーセンや、
既にWEB上に存在するオンラインカジノで十分。
いや、この際ハッキリ言っておこう…
稼ぎたいなら、行くだけ無駄だ。
それも、今回可決された法案では、
国への納付金という形で、カジノ側には、
粗利益に30%も税金が課されるとのこと。
経費を控除したあとの純利益でなく、
粗利益の3割を持っていかれるということなので、
国のボッタクリ具合がハンパない。
更に、純利益にも
普通に国税と地方税がかかっていくわけで、
実際問題、カジノ側に利益が残るかさえも疑わしい。
もちろん民営のカジノは、
営利組織なのだから、黒字にするなら、
結局はその分を客から巻き上げる
(控除率を高く設定する)しか方法はない。
せっかく法案が通って、
国内初のカジノ誕生!!っと、
期待に胸を膨らませた今回の騒動だが、
どうやら結局は、期待外れに終わりそうだ。
今後も行く末自体は見守るし、
当然注目もしていくが、、、
俺自身がカジノに通うことは、今のところなさそうだ。