さて、前回は「俯瞰的な視点」から物事を見て、
「抽象度を上げる」という概念そのものが
如何に有益か?大切なものか?人生に役立つか?
そんな部分に焦点をあてて話をしてみた。
未読の方はまずこちらから
⇒無料メルマガが目からウロコ過ぎて学んだ「気づき」をチラ見せしてみる①
で、今日は、その前回の内容をふまえた上で、
「じゃあ、実際にどう役立てたらいいの??」
っていう、抽象度を上げられるようになった後の世界。
その先の話を少し考察してみようと思う。
常識なんてクソ食らえ!「人生の枠組み」をぶち壊せる存在へ
抽象度を上げて、
視野が広がって「俯瞰視点」を手に入れると、
自分の人生の枠みたいなものが見えてくる。
それは、その中にいるうちは
なかなか気づきにくいんだけど、
抽象度を上げることで、徐々にくっきりと形になってくる。
人生における自分の立ち位置が、
どんどん明確に把握できるようになる。
枠の形がはっきりと見えてくる。
その枠組みっていうのは、
親の敷いたレールであったり、
いらないお節介な先生であったり、
社会的なしがらみに囚われた友人だったり、
ホント人それぞれで様々なんだけど…
いずれにしても、その存在を認知して
意識することで、初めてこの枠の外に出よう!
出たい!って気持ちが生まれようになる。
これって・・・
「なーんかよくわからんけど…人生つまんねい」
って人にとっては、なにか行動を起こす為の
すごく強烈なトリガーになり得ると思うんだよね。
社会が理不尽に無理やり押し付けてくる人生を
自分の意思で意図的にブチ壊せる。凡人から抜けられる。
非常識になれる。唯一無二の存在になれる。
その枠からはみ出すきっかけを与えてくれるのが
「抽象化」の威力なんだと思う。
滝沢氏はメルマガ内で、
「枠から飛び出せ!」って表現を繰り返し使っている。
俺はこのブログで、常に「非常識であれ!」
って形でこの部分を主張してきた。
⇒変わり者?変人?大いに結構♪ 常識の基準を捨て去り非常識に染まれ!
まあ、でもこの概念自体がそもそも漠然としているので、
抽象度を上げなきゃ理解しづらいよね。
っというわけで、少しでも伝わるように、
最近見たアニメを例に取り上げてみる。
「今際の国のアリス」に学ぶ自己ジレンマからの脱出
—————【あらすじ】——————
友人と共に自堕落な生活を過ごしていた
典型的な落ちこぼれ高校生のアリスは、
上手くいかない日常に、常にイライラしていた。
どこか知らない場所に行って、自由に生きたい。
誰にも干渉されない孤立した”未知の国”への憧れ。
現実逃避。
そんな願望を抱くアリス達は、
夜明け前にこれまで見たこともない
巨大な花火が打ちあがるのを目前に、意識が遠のく。
そして…
気づくとアリス達は知らない街に来ていた。
(これは夢か、自分の願望が叶ったのか?)
異世界に飛ばされてしまったアリス達は、
徐々に気づいていく。。。
この世界のただならぬ雰囲気に。
不合理な世界のルールに。
だが、彼らはまだ知らなかった…。
これから待ち受ける、
理不尽な命をかけた本当の戦い
「デスゲーム」か始まることを…。
———————————————–
ってな感じのアニメなんだけど・・・
とにかく”生”について焦点をあてていて、
リアルな”死”という極限状態に直面しながら、
それでも必死でアリスが成長&生き抜く姿は、
「生きる」ということの”真の意味”について深く考えさせられる。
最近、完結したばかりで通しで読めるし、
内容自体も、ちまたによくありがちな
単なる「デスゲーム」漫画ではないので、
興味がある方はぜひこの機会に一読を。
で、本題はここから。
このアニメは、主人公であるアリス。
彼のこんな台詞から物語が始まる。
↓
(心のどこかでいっそ本当にそうなればいいと思っていた。)
アリス:「どこでもいいからよぉ…
どっか知らねぇ国にでも行きてぇよなぁ。」A:「まあ…な。」
B:「あったかいところがいいなぁ。
可愛い姉ちゃんのいる南の島とかぁ。」(ある日、唐突に気づいてしまった。
俺はこの世界で、勇者でも魔法使いでも、
ましてや遊び人でもなく、単なる村人”その1″なのだと。)
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A:「俺はどこでもいいぜ…
ここ以外のどこかならな。」(くだらねぇ現実からの解放。
現実逃避、厨二病、ピーターパン症候群…)(呼び方なんて関係ないさ。
あんたもそんな願いが、心の隅を余儀ることってない?)
引用:アニメ「今際の国のアリス」第1話 オープニング台詞
枠の外側に飛び出すのって勇気がいるし、
今の自分は不自由っちゃあ不自由だけど、
我慢できないって程でもない。
確かに違和感はあるけれど、
新しい道に進むとか、環境を変えるとか怖いし、
一歩踏み出す気概がなければ気力もない。
会社を辞めたいけれど、
辞めれないから嫌々頑張る。
就活とか勉強とか死ぬほど嫌いだけど、
レールから脱線するのが嫌だからしょうがなくやる。
やりたいことは別にあるけど、
メンタルブロックが働いて、
別の世界に飛び込むのが怖くて、
その結果前に進めずにいる。
現状にとどまり続けてる。
そんなにやりたいことは明確じゃあないけど、
確かに「いるべき場所はここじゃない」感。
ここで言えば、まさに冒頭の主人公
アリスの心境そのもの。
そういう感覚を打破したい欲求って
現実世界でもほんとよくあると思う。
少なくともおれ自身は、
何度も何度もそういう思考にとらわれた。
やりたいことを探し続けて、
自分探しみたいなことに没頭したこともあるし、
喫茶店やカフェで、無駄に一日中悩んでいたことも
一度や二度の騒ぎではない。(完全にクロ歴史)
でも、あるとき気づいたんだよね。
一歩踏み出せないのって…
やりたいことが見つからないのが
原因じゃあなくて、今ここから抜け出す
勇気的な何かが足りない状態なんだなってことに。
だから一歩踏み出してやってみることにした。
キャリアドリフトの概念も取り入れて…
少し流されてもいいから、実際に行動に移してみる。
すると、すべてが動き始めた。
イジイジ考えていても、なーんも変わんなかったことが
一気に良いも悪いもひっくるめて一変した。
消去法で、これだけはやりたくないっていう
ものもどんどん明確になっていって、
やりたいこと、方向性がわかってきた。
結果、その行動が、
おのずと周囲の環境や仲間、
恩師に出会うきっかけにもなり…
好スパイラルに巻き込まれて
人生が少しづづ、勝手に好転していった。
最初は、周囲の心無い人たちに、
散々バカにされ、恥とまで感じていた
一つ一つの経験が、抽象化され、
そして結びつくことで、己の血肉となったんだよね。
それは、スキル的な面だけではなく、
人とのつながり、仲間、人生、すべての面において、
間違いなく俺に、好影響を与えてくれている。
今では、このアニメの主人公のように
突然、理不尽な環境に満ちた世界に投げ出されても、
過去の経験から「なんとかなる」みたいな
「根拠のない自信」もある程度構築できるようになった。
どんどん自分の人生のステージが上がっているのを
リアルに実感してさえいる。
だから今、やりたいことと、
今やってることがぜんぜん一致しないってぇ人も、
ぜんぜん大丈夫!
まずは、マインドの部分から始めて、
徐々に「抽象度」を上げていけばいいと思う。
人生という大きな枠の中で、
恥かいても、失敗しても、そんなのは
些細な「点」に過ぎない、むしろ貴重な経験。
その1つ1つの経験を大切にして、
どんどん繋げていけば、自ずと人生は動いていく。
抽象度を上げて、成長していけば鬼に金棒。
もちろん、相場と同様に、
きれいな右肩上がりとはいかないが、
ギザギザしながらも、上昇の曲線を描いていく
ことは間違いない。
それは、おれの経験上自信を持って言える。
だから大切なのは、そういった酸いも甘いも
受け入れた上で、次々に現れる自分の枠と、
どう付き合っていくか?
枠の外の世界を認識して、
枠の外へ行くためには何をしたらいいのか?
次回は、この辺について語ろうと思う。
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