「トレードは毎日行うもの。」
そう、考える人がいる一方で、、、
「トレードは、ジッと待つもの。」
こう考えている人も存在する。
では、一体どちらの意見が正しいのだろうか?
疑問に思っている人もいるに違いない。
今日はそんな
トレードスタイルと取引頻度のお話。
さて、あなたは冒頭の質問に
なんと答えるだろうか?
「バンバン取引するからこそ、収支が安定する」
「1日1回はポジションをもたないと、
精神衛生上よろしくない」
「待つのも相場。自分の間合いまで待つ」
「取引頻度は下げて、
できる限りスプレッドを抑えるべき」
……
色んな意見があると思う。
では早速、結論からストレートに述べてしまう。
実は…
上記の発言はどれも正しい。
「は?何言ってんの??」
そんな声が聞こえてきそうなので、
以下で補足する。
相場の世界では、
大きく分けて3つのトレードスタイルが存在する。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
この3種類だ。
実は、各々のスタイルには特徴があり、
それぞれにメリットとデメリットが存在する。
一概にどのスタイルが良いという事は言えない。
なぜならば、トレードする人によって、
どのスタイルが最適かというのは、
大きく変わってくるものだからだ。
以下にそれぞれの特徴をあげてみる。
スキャルピング
主に1分足や5分足を用いて、短時間で小さな利益を積み上げていく超短期売買の手法。
【メリット】
- 取引回数が多く、収支が安定しやすい。
- 取引頻度が高いので、ポジポジ病の人でも、
ルール通りにトレードし易い。 - 基本的に損失が小さく限定的なので、
高いレバレッジがかけられる。 - ポジションの所有時間が短いので、
リスクが限定される。 - 短時間しかトレード時間が取れない人でも、
実践し易い。
【デメリット】
- 値動きが非常に早いので、
それ相応の反応速度が求められる。 - ルール通りにトレードしようとしても、
間に合わなかったりする。 - 利益が薄利。
- 取引回数が極端に多いため、
スプレッドによる手数料負担がかなりデカイ。 - 基本的に高レバレッジなので、
メンタルへの負荷が大きい。 - 学ぶ事が難しいので、修得まで時間がかかる。
- 終始張り付きでトレードしなければならない。
デイトレード
主に5分足を用いて、1日数回取引を繰り返す短期売買型のスタイルを指す。
【メリット】
- 取引回数がある程度は確保できるため、
そこそこ収支が安定しやすい。 - 取引頻度が高めなので、ポジポジ病の人でも、
ルール通りにトレードし易い。 - 基本的に損失が小さく限定的なので、
高いレバレッジがかけられる。 - ポジションの所有時間が短いので、
リスクが限定される。 - 短時間しかトレード時間が取れない人でも、
実践し易い。 - スキャルピングほど忙しくないので、
複数の通貨で取引出来る。
【デメリット】
スポンサーリンク
- 値動きが早めなので、
取引時に多少の慣れが必要。 - 大きな利益は狙えない。
- 取引回数が多めなため、
スプレッドによる手数料負担がそれなりにある。 - スキャルピングのようにいつでも短時間で、
というわけにはいかない。 - ぼぼ張り付いてトレードしなければならない。
スイングトレード
数日から数週間程度の値動きを利用して利益を狙う取引手法。
【メリット】
- 大きな利益が狙える。
- 取引回数が少ないので、
スプレッドによる手数料負担が少ない。 - 張り付きでトレードしなくてもよい。
- 瞬間的な判断をしなくてよいので、
トレードスキルの鍛錬ががあまり必要ない。 - せわしくトレードする必要もなく、
複数の通貨で取引が可能。
【デメリット】
- 損失が大きい。
- 最大ドローダウンが深ので、
潤沢な資金量が必要不可欠。 - 取引回数が少ないため、
収支が安定するのに長い期間を要する。
さて、各々のメリット・デメリットを見てきたが、
いかがだっただろうか?
あなたがもし、多忙なサラリーマンであれば、
終始張り付かなければ取引出来ない
「スキャルピング」のような手法は不向きであるし、
逆にもしあなたが時間だけはいくらでもあるが、
資金が乏しいフリーターであるなら、
収支が荒れがちな「スイングトレード」は向かない。
いくら手法自体が素晴らしくとも、
トレードする人の生活リズムや習慣に
マッチしなければ、結局は絵に描いたもち。
ルールを守りながら、
長期に渡り淡々と取引するためには、
こういった視点が常に必要不可欠なのだ。
あなたの生活習慣に合った方法で、
無理せず継続出来る手法を選択しよう。