今日は前編に引き続き、
登記事項に関しての後編をお届けする。
資本金
一般的に資本金は、
少ない方が各種税金の課税額が少ない。
したがって、無理に資本金を高めても
デメリットが高くなる一方なので、
FX法人での資本金は500万以下で
設定するのが一般的。
尚、FXによって生じる収入は、
資本金の額をいくらで設定しても、
消費税の対象にはならないので心配は無用。
役員
役員とは、株式会社でいえば
「代表取締役」「取締役」「監査役」のこと。
合同会社でいえば、
「代表社員」「業務執行役員」のことを指す。
これらの人達は、登記簿謄本に実際に明記され、
各種税の対象や社会保険などの取り扱いも、
従業員とは異なる。
税務についての詳細は専門家に譲るが、
中でも役員報酬についてだけは
確認しておいた方が良い。
役員報酬には厳格な決まりがあって、
自由にボーナスを出せたりはしない
制度になっていることに注意。
また、社会保険については、
役員というのは経営者であって労働者ではない
という位置づけとなる。
よって、労働者が加入する
「雇用保険」「労災保険」には入ることが出来ない。
当然、労働者を雇った時に得られる
優遇措置や助成金も役員は対象外になるので、
むやみに役員の人数を増やすことはおすすめしない。
代表印
会社を設立する際には、
代表印(はんこ)を登録することになる。
設立後の正式な取引の際は、
すべてこの実印を使うので
良いものを用意したいところ。
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通常は、これに加えて認印にあたる『角印』や、
銀行への登録用に『銀行印』用意する。
だが、数が増えると管理も大変になるので、
俺は代表印と銀行印は兼用している。
まとめ
以上、簡単に登記の流れを
2回に渡り見てきたわけだが、
少しはイメージをつかんで頂けただろうか?
実際、登記というのは
何度も必要になることではないので、
その為だけに厳密な知識を必死に学ぶより、
最低限の知識を抑えて
あとは専門家に委託するのが良い。
登記が終われば、
いよいよ念願の『銀行口座』や『FX口座』の開設に
移れるようになる。
こちらの手続きの詳細は、
また別の記事で特集する予定なので乞うご期待!