まずは、極々一般的なケース。
個人でFX会社の口座を取得して取引を行う場合
を考えてみる。
メリット
【全ての取引が雑所得】
として課税されるので、
非常に計算も楽でわかりやすい。(税率は20%)
デメリット
【レバレッジ規制(25倍)】
経済産業省の余計な法整備により、
遂に個人での証拠金に対して建てられる
ポジションは、最大でも25倍までに抑えられてしまった。
表向きは「過剰なリスクを抑制し、
個人の資産を守る」などどしているが、
こんな事をしたところで破産する奴はするし、
しない奴はしない。
国がこういった取引規約に介入をすると
ろくな事にならない。
頭の硬い役人達には想像もつかないだろうが、
専業でスキャルピングやデイトレを主としている
人たちにとってはまさに死活問題で、
国に職を奪われたようなものだ。
これを避けるためだけに法人化を考える人も多く、
個人取引をする場合の最大のネック。
【損失の繰り越しが最大3年間まで】
法人では最大9年間なので、
それに比べだいぶ繰り越し可能期間が短い。
【経費として認められるものが少ない】
法人では経費枠がかなり広いが、
個人では最低限のものに限られる。
まとめ
兎にも角にもレバレッジ規制による影響がデカイ。
そもそも限られた小資本で、
個人でも大きな取引が出来るのがFXの魅力
であったはずなのに…
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それが規制されてしまったのだから、
もはや為替にこだわる必要すらなくなってしまう。
個人でこのレバレッジ規制から逃れる手段は2つ。
会社を作って法人口座を持つか、
海外の証券会社に口座を作って
取引するかのどちらかしかない。
前者は設立に経費がかかるし、
後者は有事の時の信用度に問題あり。
海外口座は、
少額であるうちはあまり気にならないが、
突然日本からのアカウント申請を打ち切ったり、
何かと日本政府が圧力をかけている為か
トラブルも多い。
やはり費用はかかるが、
長期的にある程度の額を運用するなら
法人化が現実的な手段だろう。